2004SWISS

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撮れなかった言い訳
高山植物が咲き乱れるスイスアルプスで、花の写真をほとんど撮りませんでした。理由(言い訳)はデジカメのせいです。
撮影できるような状況でなく、撮る意欲が無くなってしまいました。(言い訳)

持っていたデジカメはCanonIXY 光学3倍 4.0Mpixels。
20040830ixy.jpg
◆液晶見づらい
持って行ったCanonIXYは、被写体の中から輪郭のはっきりした部分をピックアップして、焦点を合わせます。液晶画面ではその焦点が緑色の1ピクセル線枠で表示されます。焦点ポイントは不定です。その都度変化します。(私としては中心が焦点ポイントになっていて、まずはピント合わせてから、フレームを決め、シャッターを切るのが好きなのですが・・)
問題は小さな花を撮影する時です。レンズは下に向きになります。そうすると液晶画面は直射日光が当たり、極めて見づらくなります。自分の体で影を作って液晶画面を見やすくすると、花まで日陰の中に入ってしまいます。
さらにまずいことに、焦点ポイントが緑色枠で表示されることです。葉の緑と同化して枠が見えません。

◆ファインダーが使えない
液晶画面が使い物にならなければ、光学ファインダーを使えばいいのですが、オマケみたいで小さくで見にくく、そして決定的問題はファインダー内では、焦点ポイントが表示されないのです。だからピント調整が微妙な接写はファインダーが使えません。

◆望遠が使いづらい
望遠側でマクロ撮影すれば、高山植物を踏まないように無理な姿勢をとらなくていいのですが、手ブレが心配です。ファインダーを覗いての撮影の場合、ひじが体に付くので手ブレ対策になるのですが、液晶画面だと、肘が浮いてしまい、手ブレが心配です。さらに持っていったCanonIXYはシャッタースピードがわかりません。調整もできません。

◆絞り調整ができない
花と背景の両方にピントを合わせたい時は、絞りきって。ボゲ味を出したい時は開放状態で。ということができません。せいぜいいじれるのが、感度調整だけです。そもそもレンズに絞りが付いているのでしょうか?

◆撮る意欲が・・・・
CanonIXYにこんな文句を言う、私がバカなのですが・・・・
レンズやチップの能力は別としても、これだけ悪条件が揃うと花を撮る気になれなくなります。ほかのデジカメもこんなものなのかな?せめて「スポーツモードとか風景モード」と「オートフォーカスポイント切り替え」ついていればいいのでけれど。
でも、たぶんステップ方式で完全なピント合わせはできないような気がしますが・・・
あとで解りました。撮影モードにオートとマニュアルがありまして、マニュアルモードにすると「オートフォーカスポイント切り替え」が可能でした。取り扱い説明読まない人間なもので・・・・・・・・・・・・

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